現在鈴木出版さんの『せんそうがやってきた日』のパネル展をやっています。
2019年の春、大昔に店で展示しその後店でも働いてくれた、元スタッフの2人がそれぞれ家族と暮らす、ドイツとフランスへ行きました。
毎年2人とも日本に里帰りして、実家以外にもわたしのアパートに子供と泊まってくれていたので、どんな暮らしをしているかどうしても一度見てみたかったのです。
まずドイツに行くと、全くドイツ語を話せずに移住したFちゃんは、今シリア難民の人たちと一緒にドイツ語を習っていると話してくれました。
その後Pちゃんの暮らすフランスへ電車で行き、パリにある有名で面白い本屋さんで絵本を一冊買いました。
来年またみんながうちに来てくれたら、この戦争についてかかれた絵本をこどもたちと一緒に読もうと思ったのです。
日本に帰り、その絵本は店の本棚に飾っていました。
何度かいらっしゃったお客様といろいろ話すうちに、翻訳絵本を編集される方だと知って、
初めてのフランスで買った絵本をお見せしようとお渡ししたところ、その方の手がとまりました。
「あまり好きではないのかな?」と思ったところ、
「今まさにこの絵本を作っているところなの!!」と。。
それならば。。と企画した絵本のパネル展は、その後コロナ騒動何度か延期となりましたが、
2022年6月にやっと実現できました。
ドイツのFちゃん家族はその後里帰りもなく、会えていません。
現在娘さんは通っている地元の小学校で、ウクライナからの難民の子どもたちと机を並べて勉強しているそうです。
展覧会は30日(木)まで。
27日(月)の午後14〜17時には翻訳家の長友恵子さんが来店してくださいます。
ぜひいらしてくださいね。