●谷川俊太郎展「楽園 」
2023年9月1日(金)〜9月14日(木) 火曜定休/12:00〜18:00
詩人・写真家としてデビュー前の18歳から21歳の時期に、谷川俊太郎氏が二眼レフカメラ(リコーフレックス)を使って彼が愛した身の回りの日常の光景を捉えた貴重な写真、そして撮影当時に書かれた若書きの詩を展示します。
谷川俊太郎さんの写真と詩の世界をお楽しみください。
この展覧会では2023年3月に発売された、谷川俊太郎さんの詩と写真を収めた著書『楽園』のサイン本も販売いたします。
『楽園』(トゥーヴァージンズ刊)2023年3月発売
写真集「lost & found」80ページ ダブルトーン印刷
詩集「shuffle」80ページ
布製2冊組/函(リソグラフ装 )入り/部数限定愛蔵版
本体価格10,000円+税
18歳から21歳のころの谷川氏が愛した日常の光景を収めた写真と、社会への距離感と自由への憧れを感じながら生きる 心象を描いた詩を併せて味わうと、写真が持つ含意がより深まるように感じられ、70年前の作品が時を超えて今も、豊かな時間と空間を湛えていることに驚かされます。
今回の出版は、谷川氏をリスペクトする人々が集結。
「アナログレコードのように味わいのあるフィルム写真を見直そう!」と結成された「Dear Film Project」(以下DFPとする)のメンバーが、70年間谷川氏の引き出しに眠っていたネガフィルムを借りて実現。
数々の名作写真集のプリンティング・ディレクションを担当した野口啓一氏をはじめとして、製版、印刷、製本は写真の 質感を表現するため、この道数十年のプロが集結し、最高の職人チームによって手作業で行われました。アートディレク ションと装丁のリソグラフ印刷はDFP白谷敏夫氏が、編集はDFP尾崎靖氏が担当、クラフトワークの塊を愛蔵版として限定発売しました。
ぜひお手に取ってご覧ください。
⾕川俊太郎
1931年東京⽣まれ。1952年第⼀詩集『⼆⼗億光年の孤独』を刊⾏。詩作のほか、エッセイ、絵本、翻訳、作詞など、常
に詩の可能性や領域を広げる新たな試みを続け、写真家としても書籍を刊⾏するなど、幅広く作品を発表している。著書
・受賞多数。海外での⼈気や評価も⾼く、⽇本を代表する詩⼈である。